『60歳を過ぎると、人生はどんどんおもしろくなります。』若宮正子著

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『60歳を過ぎると、人生はどんどんおもしろくなります。』若宮正子著

[レビュアー] 産経新聞社

 著者は60歳を迎えてからパソコンを学び、今年、82歳でゲームアプリ「hinadan」を開発、さらに米アップル本社の世界開発者会議「WWDC」にも招待されたスーパーおばあちゃんだ。

 「アップルのティム・クックCEOも大絶賛」という、その人生論はユニークで、本書でも「規則正しくしない方が、うまくいく」「大事なのは自分がご機嫌かどうか」など明快な言葉が並ぶ。

 生き方だけでなく、海外旅行について「パックツアーは鎖国みたいなもの」と述べるなど、文中にちりばめられた含蓄に富む表現にも大いに共感させられる。(新潮社・1200円+税)

産経新聞
2017年12月10日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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