【今週の労務書】『評価の急所(へそ) パラダイムシフトを迎える人事評価』

レビュー

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク

評価の急所(へそ)

『評価の急所(へそ)』

著者
高橋 潔 [著]
出版社
日本生産性本部生産性労働情報センター
ジャンル
社会科学/経営
ISBN
9784883724574
発売日
2013/07/02
価格
1,100円(税込)

書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます

【今週の労務書】『評価の急所(へそ) パラダイムシフトを迎える人事評価』

[レビュアー] 労働新聞社

 変化への心構えを伝授

 情報テクノロジー全盛時代の人材評価はいかにあるべきか?こんな問いに答えるのが本書で、激変時代の評価者の「心構え」や「覚悟」を9つの急所(へそ)として伝授する。 もとより評価から公平さを感じることはないと説く著者の指摘は、“日本的”な立場からは冷徹以外の何ものでもない。しかし、スピーディーな時代における日本的評価の非効率さにも皆気付いている。

 本書の良さは、組織としての正しさを追求する姿勢で、正しい評価を行いながらチームワークも高めていく、そんな難題に挑戦した気構えといってもいい。それでいて、示された9つの急所はいたって簡明で分かりやすく、装丁もコンパクトで手元に置きやすい。

労働新聞
平成25年8月5日第2931号 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

労働新聞社

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク