『次の震災について本当のことを話してみよう。』福和伸夫著

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『次の震災について本当のことを話してみよう。』福和伸夫著

[レビュアー] 産経新聞社

 日本はこの30年だけでも阪神大震災、東日本大震災、熊本地震、新潟県中越地震といった幾多の地震を体験。そして将来起こる「南海トラフ大地震」は最悪震度7の揺れが10県153市町村に及び、沿岸部に巨大津波が押し寄せるとされている。そのとき大都市はどうなるのか。

 本書は建築耐震学者の著者が南海トラフ大地震の影響について、脆弱(ぜいじゃく)な地盤や高層ビルの耐震性、大地震がなかった高度成長期に整備されたインフラの現状などを多角的に解析する。「国民の半数が被災者になる」など、来る震災に対する示唆に富んだ一冊。(時事通信社・1500円+税)

産経新聞
2018年1月7日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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