【今週の労務書】『会社・社員・お客様 みんなを幸せにするM&A』

レビュー

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【今週の労務書】『会社・社員・お客様 みんなを幸せにするM&A』

[レビュアー] 労働新聞社

 成功のカギは「敬意」

 本書は、売り手と買い手の双方に良好な結果をもたらした、中小企業のM&Aを紹介する。

 「経営者にはそれぞれの人生があり、物語があり、思いや志がある」として、M&Aの成功には相手に対する敬意が欠かせないと説く。単なる事業内容だけでなく、地域への貢献など理念を共有することで、双方の従業員が同等に誇りをもって働くことにつながり、事業の発展に必要なシナジー効果をも生み出す。買い手には願ってもないことであり、後継者不在に悩んでいた売り手側の経営者も、良き後継「社」を得て安心してリタイアできる。

 本書にあるのは殺伐としたものではなく、経営者、従業員、顧客に至るまですべての関係者に「温かい」M&Aの方法論である。

労働新聞
平成25年12月16日第2949号 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

労働新聞社

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