『横綱』
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ブックセンターササエ古川駅前大通店「これが横綱だ。」【書店員レビュー】
[レビュアー] ブックセンターササエ古川駅前大通店
横綱。江戸時代中期から平成29年の現在まで。その地位に登りつめた者、僅か72人。
その地位は「相撲界の序列の最上位」という意味を超越し、国技としての歴史・伝統に基づいた神格性をも伴う。神の領域に辿り着いた歴代横綱達が「横綱」という地位について語った一冊。特別な地位に立った者のみが感得する責任、重圧、そして孤独、悲哀…。孤高の人生論がここにある。
相撲道、人生もそうですけど、言葉で表すとしたら、「忍」です。辛抱する、努力する。努力するというより、耐えるしかないと考えていました。人間は死ぬまで自分との戦いであり、勉強だと思うんです。楽しい事なんてそんなにはない。それが人生だと私は思いますね。(第48代横綱大鵬 本文より)