【ビジネスパーソンの必読書】『なぜアマゾンは「今日中」にモノが届くのか』林部健二著

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なぜアマゾンは「今日中」にモノが届くのか

『なぜアマゾンは「今日中」にモノが届くのか』

著者
林部健二 [著]
出版社
プチ・レトル
ジャンル
社会科学/経営
ISBN
9784907278663
発売日
2017/12/25
価格
1,944円(税込)

書籍情報:版元ドットコム

【ビジネスパーソンの必読書】『なぜアマゾンは「今日中」にモノが届くのか』林部健二著

[レビュアー] 産経新聞社

 ■営業より物流

 かつての「通信販売」は、注文から配達まで1週間程度かかるのが常識だった。だがインターネット通販最大手アマゾンなら注文した日に品物を手に入れることも可能だ。

 理由はアマゾンの「物流戦略」にある。本書ではアマゾンジャパンの立ち上げメンバーである著者が、その独自の戦略と経営手法を詳しく解説している。

 日本の小売業では、売上高に対する物流コストの平均比率は4・85%。しかしアマゾンは13%だ(2016年12月期)。通常の小売業は営業や販売を重視するが、アマゾンは創業当初から物流を経営の中心に据える。その背景には、徹底した「顧客至上主義」があるという。顧客の利益のためならば、取引業者を冷徹に切り捨てたり、価格競争をさせたりもする。

 日本企業がアマゾンの手法をそのまま取り入れるのは難しい。物流重視や顧客至上主義を見習い、自社なりに何ができるかを考えるべきだ。

産経新聞
2018年2月18日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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