「徳さん」の愛称で親しまれる福岡市在住のプロガイドによる登山入門書。中高年や若い女性に登山愛好家が増える一方で、山の事故や遭難は年々増加。「危ないなあ、という遭難予備軍」を見かけるようになったことが執筆のきっかけとなった。
「山登りは体力・技術・知識の総合力」と説く著者。安易なレジャー感覚での取り組みを戒め、靴やザックの選び方、トレーニング法などを紹介、安全登山のエッセンスがぎっしり詰まった一冊となった。著者は、九州密着の山歩き・野遊び専門誌「季刊のぼろ」に「転ばぬ先の知恵」を連載している。
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2018年3月4日 掲載
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