【安全衛生・お薦めの一冊】『高年齢労働者のための職場づくり』

レビュー

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【安全衛生・お薦めの一冊】『高年齢労働者のための職場づくり』

[レビュアー] 労働新聞社

働き続けられる職場へ

 高年齢者雇用安定法の改正で65歳までの雇用が義務付けられた。本書では、職場で高年齢者が働き続けられるよう、安全衛生管理の面から企業のとるべき戦略を提案している。

 例えば職場単位で行う「高年齢者が働きやすい職場づくりの改善ポイント」では、組立系の製造現場では腰痛の防止が重要になるとして、作業負担の軽減事例を紹介。台車作業でペダルを踏んで推進力を得る補助機構を追加した改善例や、作業高さを短時間で簡単に調整する仕組み、一斗缶から片手で塗料を投入する簡易受け台の作成など好例を取り上げた。

 また、高年齢者であっても問題なく勤務できる能力を維持しているか否かを示す「ワークアビリティ(労働適応能力)」の概念を取り上げ、簡単な質問と点数付けで評価できる方法も解説している。安全衛生担当だけでなく、人事労務担当者にもお薦めの一冊。

安全スタッフ
平成25年12月1日第2199号 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

労働新聞社

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