【気になる!】新書 『江戸の科学者 西洋に挑んだ異才列伝』

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江戸の科学者

『江戸の科学者』

著者
新戸 雅章 [著]
出版社
平凡社
ジャンル
自然科学/自然科学総記
ISBN
9784582858754
発売日
2018/04/17
価格
902円(税込)

書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます

【気になる!】新書 『江戸の科学者 西洋に挑んだ異才列伝』

[レビュアー] 産経新聞社

 「土用丑の日」のコピーでも知られるスーパースター、平賀源内は、一科学者としてだけでなく、科学と国益を結びつけて考えていた-。「重力」「真空」などの用語もつくった東洋最初のニュートン主義者、志筑(しづき)忠雄は、西洋知識の吸収だけでなく独自の思索にも挑んだ-。

 ほかに伊能忠敬の師・高橋至時(よしとき)、日本電気学の祖・橋本宗吉、日本近代化学の父・川本幸民ら全11人。

 「相当の水準に達し、一定の世界性すら獲得していた」と著者がみる江戸の科学の担い手たちの生涯にスポットをあてる。(新戸雅章著、平凡社新書・820円+税)

産経新聞
2018年8月5日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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