【安全衛生・お薦めの一冊】『労働災害を防ぐ「しつけ」のすすめ』

レビュー

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク

労働災害を防ぐ 「しつけ」のすすめ

『労働災害を防ぐ 「しつけ」のすすめ』

著者
東内 一明 [著]
出版社
労働新聞社
ジャンル
社会科学/社会
ISBN
9784897617107
発売日
2018/06/20
価格
880円(税込)

書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます

【安全衛生・お薦めの一冊】『労働災害を防ぐ「しつけ」のすすめ』

[レビュアー] 労働新聞社

職場でのルールを示す

 整理・整頓・清掃・清潔、躾の頭文字をとった5S。日本では躾を重視している企業が少なくなく、職場の安全管理の基本として大きな成果を上げている。本書は半世紀にわたり安全衛生に携わってきた著者の経験から、企業で行われている「躾」について共通ルールをまとめたもの。

 通路の取扱い、階段の使い方、エレベータの使い方、服装のルール、トイレの使い方など職場施設の利用の仕方から仕事の始めに行うべきこと、保護具の着用など作業をするうえで守るべき事項などを示している。例えばエレベータの使い方では、「できる限りグループごとに乗る」と指示。同じ目的を共有している人たちが一緒に移動したほうが企業活動はスムーズになると解説している。

 躾は安全管理だけでなく、効率性、生産性の向上にもつながる。本書からノウハウを習得し、職場に役立てたい。

安全スタッフ
平成30年9月1日第2313号 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

労働新聞社

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク