K氏の大阪弁ブンガク論 [著]江弘毅

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K氏の大阪弁ブンガク論 [著]江弘毅

[レビュアー] 週刊新潮

谷崎潤一郎、町田康、和田竜らの小説では大阪弁が躍動する。何よりも「おもろいこと」が優先されるその話法は、独自の地平をひらいた。言語コミュニケーションのスタンスとしての大阪弁の実力が明らかに。「関西方言に標準語はない」などの金言も多数。

新潮社 週刊新潮
2018年9月6日号 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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