『はじめての金継ぎBOOK』 ナカムラクニオ著

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はじめての金継ぎBOOK

『はじめての金継ぎBOOK』

著者
ナカムラクニオ [著]
出版社
光文社
ジャンル
芸術・生活/写真・工芸
ISBN
9784334940782
発売日
2018/11/21
価格
3,996円(税込)

書籍情報:版元ドットコム

『はじめての金継ぎBOOK』 ナカムラクニオ著

[レビュアー] 通崎睦美(木琴奏者)

 旅先から戻ると、お気に入りのカップが割れていた。「犯人」である母は、悪びれる様子もなく「あんたが無事でよかった。カップが身代わりや」と言い放った。怒る気も失(う)せ、漆芸家の友人に金継ぎを依頼した。

 金継ぎとは、割れた陶器を漆で接着し、その継ぎ目に金や銀を蒔(ま)いて装飾する修理方法。完全に割れたもののみならず、カケやヒビの繕いにも使う。金継ぎされた器でも国宝指定を受けている銘品がある。補修部分が器の趣を深くしているからだ。

 本著は、写真中心でたったの32ページ。しかし、扱いが簡単でかぶれない「新うるし」、「金・銀・貝粉」「薄め液」「耐水やすり」と、すぐに金継ぎを始められるキットが付いている。著者は、各地でワークショップも開催する。20代を中心に静かなブームの金継ぎは、「KINTSUGI」として海外でも注目されているそうだ。(光文社、3700円)

読売新聞
2019年1月20日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

読売新聞

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