『どもる体』
書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます
【選 小林翔太】
「吃音」というと、「うまく言葉が出せない障害」というイメージがあるが、単なる障害に留まらない「からだの世界」があることを本書は教えてくれる。そしてその世界は、どんな人にも無縁ではない、身近にありながら捉えきれない不思議なものだ。読者はそんな「思いがけない私」に改めて出会うことができるだろう。
【選 林下沙代】
体って、やっぱりおもしろい。素直にそう思いました。自分自身を見つめる、あたらしい視点を得たような気がします。
「紀伊國屋じんぶん大賞」は、「読者の皆さまと共に優れた人文書を紹介し、魅力ある『書店空間』を作っていきたい」との思いによって立ち上げられた人文書の賞。一般読者の方々からいただいたアンケートを元に、出版社、紀伊國屋書店社員による推薦を加味して事務局にて集計し、ベスト30を選定している。
※2017年12月~2018年11月(店頭発売日基準)に刊行された人文書を対象とし、2018年11月1日(木)~11月30日(金)の期間にアンケートを募りました
※当企画における「人文書」とは、哲学・思想/心理/宗教/歴史/社会/教育学/批評・評論に該当する書籍(文庫・新書含む)としております
※推薦コメントの執筆者名は、一般応募の方は「さん」で統一させていただき、選考委員は「選」 、紀伊國屋書店一般スタッフは「所属部署」を併記しています