[紀伊國屋じんぶん大賞2019 第13位]知性は死なない 平成の鬱をこえて

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知性は死なない 平成の鬱をこえて

[レビュアー] 山田萌果(紀伊國屋書店・札幌本店)

【山田萌果・札幌本店】
 躁うつ病によって「知性」を捉えなおすこととなった著者渾身の一冊。知性とは、学歴や知識量を指す言葉ではない。スピード感だけが加速する今日、知性を殺してしまう前に立ち止まり、熟考し、私たちが生きた「平成」とはどんな時代であったのか問い直したいものだ。

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紀伊國屋じんぶん大賞2019

「紀伊國屋じんぶん大賞」は、「読者の皆さまと共に優れた人文書を紹介し、魅力ある『書店空間』を作っていきたい」との思いによって立ち上げられた人文書の賞。一般読者の方々からいただいたアンケートを元に、出版社、紀伊國屋書店社員による推薦を加味して事務局にて集計し、ベスト30を選定している。
※2017年12月~2018年11月(店頭発売日基準)に刊行された人文書を対象とし、2018年11月1日(木)~11月30日(金)の期間にアンケートを募りました
※当企画における「人文書」とは、哲学・思想/心理/宗教/歴史/社会/教育学/批評・評論に該当する書籍(文庫・新書含む)としております
※推薦コメントの執筆者名は、一般応募の方は「さん」で統一させていただき、選考委員は「選」 、紀伊國屋書店一般スタッフは「所属部署」を併記しています

紀伊國屋書店
2019年3月22日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

紀伊國屋書店

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