[紀伊國屋じんぶん大賞2019 第14位]意味がない無意味

レビュー

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意味がない無意味

『意味がない無意味』

著者
千葉, 雅也
出版社
河出書房新社
ISBN
9784309248929
価格
1,980円(税込)

書籍情報:openBD

意味がない無意味

[レビュアー] 藤本浩介(紀伊國屋書店・台湾エリア)

【選 藤本浩介】
 著者の哲学者としての主著を『動きすぎてはいけない』とするなら、本書は批評家としての主著となるだろう。哲学・現代思想からファッションやプロレスに至る題材を、複数の方法・文体によって記述し配列する手つきそのものが、著者の知的な遊びであると同時に倫理的・政治的なメッセージでもあるというような本。

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紀伊國屋じんぶん大賞2019

「紀伊國屋じんぶん大賞」は、「読者の皆さまと共に優れた人文書を紹介し、魅力ある『書店空間』を作っていきたい」との思いによって立ち上げられた人文書の賞。一般読者の方々からいただいたアンケートを元に、出版社、紀伊國屋書店社員による推薦を加味して事務局にて集計し、ベスト30を選定している。
※2017年12月~2018年11月(店頭発売日基準)に刊行された人文書を対象とし、2018年11月1日(木)~11月30日(金)の期間にアンケートを募りました
※当企画における「人文書」とは、哲学・思想/心理/宗教/歴史/社会/教育学/批評・評論に該当する書籍(文庫・新書含む)としております
※推薦コメントの執筆者名は、一般応募の方は「さん」で統一させていただき、選考委員は「選」 、紀伊國屋書店一般スタッフは「所属部署」を併記しています

紀伊國屋書店
2019年3月22日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

紀伊國屋書店

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