【気になる!】文庫 『新装版 標本の本 京都大学総合博物館の収蔵室から』

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新装版 標本の本 京都大学総合博物館の収蔵室から

『新装版 標本の本 京都大学総合博物館の収蔵室から』

著者
村松 美賀子 [著]/伊藤 存 [著]
出版社
青幻舎
ジャンル
芸術・生活/芸術総記
ISBN
9784861527241
発売日
2019/03/25
価格
1,650円(税込)

書籍情報:openBD

【気になる!】文庫 『新装版 標本の本 京都大学総合博物館の収蔵室から』

[レビュアー] 産経新聞社

 260万点の研究標本を収める京都大学総合博物館収蔵室を巡り、動植物、鉱物など自然史にかかわる標本の魅力に迫る。

 表情も気になるカモノハシなどの剥製(はくせい)、魚類では基本の液浸標本、ネズミなど皮だけ残ったフラットスキン…。さまざまな標本や、その製作過程、かかわる人のエピソードも興味深い。

 平成25年刊の本をレイアウトも組み直し、文庫化。新たに収録した小説家、小川洋子氏の解説では数々の標本から紡ぐ“物語”も。生命について改めて考えさせてくれる一冊。(村松美賀子、伊藤存著、青幻舎・1500円+税)

産経新聞
2019年5月26日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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