25万部を売り上げ、映画化もされたベストセラーの続編。認知症を患った母親みつえさんは、亡くなってからもたびたび筆者の前に姿を見せて、ほのぼのとした会話を交わす。さらに父親さとるさんやおばたちも現れ、妄想岡野ワールド全開。不思議なことに、亡くなった人たちはみんな優しく、温かい。「生きとかんば、生きとけば、どんげんでんなる」。みつえさんの言葉は、きっと読者の肩の荷も軽くしてくれるはずだ。カバーは元気の出るピンク色。1296円。出版部=092(711)5523。
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2019年6月1日 掲載
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