【気になる！】コミック　『マンガに、編集って必要ですか？（１）』

　まず、タイトルからしてインパクト抜群。出版社を通さず、ウェブや同人誌で稼ぐ人が増えつつある最近の漫画業界の実情を隠さずに描いている。

　主人公はさえない４５歳の男性漫画家。新しい担当はキラキラしている２４歳女性編集者。お互いかみ合っていないのは明らかなうえ、ある日突然、連載の打ち切りを宣告されてしまう。

　「ぶっちゃけ編集っていらなくないスか？」「４５の…大の大人が必死で涙を…こ…堪（こら）えているんだぞ…！！」－。登場人物の一言一言が生々しく、切ない。今後の展開に目が離せない。（青木Ｕ平著、新潮社・６００円＋税）

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