歩くパワースポット、湘南乃風 SHOCK EYEさんの強運の秘密【スペシャルインタビュー】

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歩くパワースポット、湘南乃風 SHOCK EYEさんの強運の秘密【スペシャルインタビュー】

[文] 講談社


歩くパワースポットと呼ばれた湘南乃風 SHOCK EYEさん

どちらかと言えばリアリスト、占いもあまり信じないほうだったというSHOCK EYEさん。ある日、占い師のゲッターズ飯田さんに「今まで何万人もみてきたなかで1位2位を争う強運」、さらには「歩くパワースポット」とまで言われ、SHOCK EYEさんを携帯の待ち受け画面にすると、「いいことが起こる」という現象に。『歩くパワースポットと呼ばれた僕の大切にしている小さな習慣』を緊急出版したのは、この現象に誰かを勇気づけられる側面を感じたからだった。担当編集の榎本明日香と、この本への思いを語る。

誰かの背中を押せればと、辛い過去も赤裸々に告白


SHOCK EYEさんと担当編集者

榎本 今年の4月に発売した『歩くパワースポットと呼ばれた僕の大切にしている小さな習慣』ですが、先日6刷も決定して、まだまだ伸びています。この本はもともとSHOCK EYEさんから企画をいただいたんですよね。

SHOCK EYE はい。講談社の企画部でPRをしている黒田剛君が僕の10代からの友人で、彼に相談したのが最初でした。これまで僕は15年間、湘南乃風のSHOCK EYEとして音楽活動をしてきました。ある日、ゲッターズ飯田さんにすごい強運の持ち主だと言われて、「歩くパワースポット」と呼ばれるようになった。これは、うれしい反面、どこかその言葉だけが一人歩きしている気がしていたんです。それをきちんと自分の中で整理して、説明できる本を出したいなと。

榎本 お話をいただいて、すぐに「絶対やりましょう!」と言いました。私は以前、雑誌『FRaU』で占いや開運が好きな女性読者に向けたページを作っていたのですが、スピリチュアルに寄りすぎても読者は限られてしまう。SHOCK EYEさんには湘南乃風を通じてのファンもたくさんいらっしゃいますけど、もっと広く、新しい方々にも知ってもらえるような本になればと。占いが好きで、おしゃれも好き、生き方にはちょっと迷いがち……そんな多くの女性たちへ届けたいと考えました。もちろん男性にもですけどね。

SHOCK EYE 僕自身は、音楽もそうですけど、誰かの背中を押せればいいなという思いがずっとあったんです。僕の写真をスマホの待ち受けにした人から「いいことがあった!」と言われるようになったのも、最初は驚きましたが、それが誰かの背中を押せるポジティブスイッチになるなら、とてもうれしいことだなと感じるようになって。この本を僕の自己満足で作るような本にだけはしたくなかった。「みんなが幸せになる本にしないと意味がない!」と、内容については榎本さんや事務所のスタッフと何度も話し合いをさせてもらいました。僕の写真の袋とじ付録が入っていますが、僕には思いつきもしなかったアイデア。榎本さんが「絶対に入れたほうがいいです!」って提案してくれて。章立てやデザイン、紙の質感も絶妙です。

榎本 この「歩くパワースポット」という言葉がすごくパワーを持っているので、ふいに「なんだろう?」と手に取ってくださる方がきっとたくさんいるだろうと思ったんです。この本でSHOCK EYEさんに初めて触れる方も、すっと入れるような作り方を意識しました。この本では、ご自身のご提案で、幼少期の辛い経験や過去のことも今回思い切って明かしていただきましたけれども、その部分はじっくり読んでいただきたくて後半に入れています。

SHOCK EYE あの部分は結構ボリュームも割きました。この本には絶対に必要だと思って入れたんです。今はこうして「歩くパワースポット」と言われているけど、ずっと運良く幸せに暮らしてきたわけじゃない。いろいろ辛い経験もしてきたし、自分に自信も持てなかった。でもそれを乗り越えて今があるんだということを、しっかり伝えておきたかったんです。

榎本 読者からも、とても反響があった部分です。親との関係や、自分が親になって子どもとの関係で悩んでいる方からも、SHOCK EYEさんのお話にすごく勇気づけられた、この本を読んですごく前向きになれたという感想をたくさんいただいています。下は10代、上は70代後半の方からもお葉書をいただきました。

人生で初めての講演会は20倍もの倍率に

榎本 「#shockeyeでいいことあった」キャンペーンをネット上で行いました。待ち受け画面にしたらいいことが起こったという開運報告を寄せていただいたのですが、かなりの数が届きましたね。また、SHOCK EYEさんの運の強さか、GW後半からの東京メトロのドア横広告の枠が急に空いたりして、それを見たメディアからの取材依頼も続々と入りました。『美ST』に出たり、『女性セブン』で8ページにわたって特集されたり、朝日新聞では3週連続でインタビューコーナーに登場したり。9月には少女漫画誌で特別付録にもなります。

SHOCK EYE 意外と子どもたちも、「運気アップ」という言葉を知っているんだよね。何がどう広がっていくかわからないけど、お子さんたちにも何かしら伝わってくれればいいかなと思います。

榎本 朝日新聞社の主催で、東京と大阪で講演会も行われました。倍率は20倍にもなったとか。

SHOCK EYE 初めての経験でしたけど是非やりたいですとお受けしたんです。湘南乃風から入った人も、『歩くパワースポット~』から入った人も、同じ場所に集まって交わることで、何か化学反応が生まれて新しいムーブメントが起こるかもしれない。それが“ライブ”の良さです。百聞は一見に如(し)かずじゃないけど、僕自身も直接人の目を見てしっかり話せば、伝えたいことを納得してもらえる自信があったので。

講談社
2019年8月20日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

講談社

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