【気になる!】新書 『私の大往生』

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私の大往生

『私の大往生』

著者
文芸春秋
出版社
文藝春秋
ISBN
9784166612291
価格
902円(税込)

書籍情報:openBD

【気になる!】新書 『私の大往生』

[レビュアー] 産経新聞社

 広辞苑で、「少しの苦しみもない往生」などとされる大往生。本書は、週刊文春が〈人生を達観した先達〉14人に「理想の死に方」を聞いてまとめたものだ。

 「穏やかで安らかに」死ねるのは、医療や介護を何もしない自然死と説く医師の中村仁一氏。〈主筆室でポックリ死んでいて、秘書に発見される〉のが理想とは読売新聞主筆の渡辺恒雄氏。作家、佐藤愛子氏は〈欲望や執着、情念をなるべく整理して、身軽になって死にたい〉と願う。

 やなせたかし、小野田寛郎ら取材後亡くなった各氏の〈それから〉も。人生を考える一助に-。(週刊文春編、文春新書・820円+税)

産経新聞
2019年9月1日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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