【児童書】『巨大空港』鎌田歩作

レビュー

7
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

巨大空港

『巨大空港』

著者
鎌田歩 [著、イラスト]
出版社
株式会社 福音館書店
ジャンル
社会科学/社会
ISBN
9784834084795
発売日
2019/09/04
価格
1,650円(税込)

書籍情報:版元ドットコム

【児童書】『巨大空港』鎌田歩作

[レビュアー] 黒沢綾子

 ■空の玄関口、細密に描く

 「グッドモーニング、ナリタ アプローチ」

 管制塔に無線が入り、朝一番の飛行機が成田国際空港(千葉県)に降り立つ。さあ、忙しい一日の始まりだ。

 巨大な国際空港の裏側を、いきいきと細密に描いた絵本。開くと約1・2メートルにもなる観音開きのページは特に圧巻で、出発・到着ロビーなどターミナルの構造がわかりやすく図解されている。

 電車やリムジンバス、タクシーで続々と到着する乗客。チェックインカウンターや保安検査場、整備工場など空港のあちこちで、いろんな人々が働いている。一般の旅客はあまり気が付かないけれど、空港は貨物輸送の現場でもある。色とりどりのデザインの飛行機が世界中からやってきては、また飛び立ってゆく。

 出入国審査をスムーズにするため、導入されたばかりの顔認証ゲートもちゃんと描かれている。来年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、日本の空港は外国人にもわかりやすく、より便利になるよう、変わり続けている。(福音館書店・1500円+税)

産経新聞
2019年9月15日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

  • このエントリーをはてなブックマークに追加