『吉田都 永遠のプリンシパル』吉田都著
[レビュアー] 産経新聞社
今夏、現役を引退した世界的プリマバレリーナが、これまでのバレエ人生を振り返った。「ロミオとジュリエット」など自身が愛するレパートリー15作品を紹介。
また「チャレンジするのが好きなんです。難しいほどうれしいんです」「バレエには、正解も終わりもありません」といった真摯(しんし)な思いもつづられている。
才能を見いだしたピーター・ライトやバレエスクール時代からの友人、ケヴィン・オヘア英国ロイヤル・バレエ団芸術監督ら、世界のバレエ界を代表する著名人がメッセージを寄せているほか、35年分の秘蔵写真も満載。(河出書房新社・3150円+税)