【気になる!】新書 『「孤独な育児」のない社会へ 未来を拓く保育』 レビュー 産経新聞 [レビュー] (教育学) 『「孤独な育児」のない社会へ』 著者 榊原 智子 [著] 出版社 岩波書店 ジャンル 社会科学/社会 ISBN 9784004318163 発売日 2019/11/21 価格 902円(税込) ネット書店で購入する 書籍情報:JPO出版情報登録センター ※書籍情報の無断転載を禁じます 【気になる!】新書 『「孤独な育児」のない社会へ 未来を拓く保育』 [レビュアー] 産経新聞社 長年子育てを取材してきた著者が、待機児童や育休退園、産後・育児うつなどの実態を考察した。著者は、こうした問題がいまだに解決されない原因を、政治家の頭に染み付く三歳児神話や、育児を家庭の責任とする風潮にあると指摘する。 今や保育園は働く親が仕方なく子供を預ける所ではない。孤立しがちな子育て家庭をコミュニティーに参加させ、子供の教育に高い効果をもたらすことも科学的に証明されている。本書を読むことで、多くの人に保育園の重要性や、育児家庭を孤立させない制度の必要性が知られればと思う。(榊原智子著、岩波新書・820円+税) 2020年1月12日 掲載 ※この記事の内容は掲載当時のものです 岩波書店 産経新聞社 「孤独な育児」のない社会へ: 未来を拓く保育 榊原智子