昭和47~61年に放送され、勇壮なテーマ曲でも知られた刑事ドラマ「太陽にほえろ!」。石原裕次郎の“ボス”を中心にした七曲署刑事たちの物語で、「青春もの」「ホームドラマ」の要素も人気だった。
本書では同ドラマのプロデューサーを務めた著者が番組の制作秘話をつづる。「真昼のアクション」「ノン・セックス」という二つのルールがあったことや、若手刑事の殉職劇は、マカロニ刑事役の萩原健一のアイデアだった-など。
「ベスト・エピソード100」や、718本の全作品リストなどに数々の名シーンが思い出される。(岡田晋吉著、ちくま文庫・900円+税)
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2020年3月1日 掲載
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