『総力戦としての第二次世界大戦 勝敗を決めた西方戦線の激闘を分析』

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総力戦としての第二次世界大戦

『総力戦としての第二次世界大戦』

著者
石津 朋之 [著]
出版社
中央公論新社
ジャンル
歴史・地理/歴史総記
ISBN
9784120052750
発売日
2020/03/09
価格
3,960円(税込)

書籍情報:openBD

『総力戦としての第二次世界大戦 勝敗を決めた西方戦線の激闘を分析』

[レビュアー] 産経新聞社

 第二次大戦の発端であり主戦場となった欧州戦線。独ソ戦や北アフリカ戦線、大西洋の通商破壊戦など著名な10の戦いを中心に、国力を総動員する形で戦われた「総力戦」の諸相を、防衛研究所戦史研究センター長が描き出す。

 この大戦では、ついに戦争自体の帰趨(きすう)を一度で決める「決戦」がなかった。なぜか。著者は個々の戦闘だけでなく社会のあり方も含めた広い視点に立ち、独軍の「電撃戦」が経済基盤の弱さから短期決戦を目指した結果とするなど、各国が置かれた環境の中で戦略戦術を決めていった実態を指摘しつつ、勝敗の要因を読み解く。(石津朋之著/中央公論新社・3600円+税)

産経新聞
2020年3月22日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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