【聞きたい。】福田花奈絵さん 心縛る「ルール」に気づいて

インタビュー

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泣いてる子どもにイライラするのは ずっと「あなた」が泣きたかったから

『泣いてる子どもにイライラするのは ずっと「あなた」が泣きたかったから』

著者
福田花奈絵 [著]
出版社
サンマーク出版
ジャンル
文学/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN
9784763138255
発売日
2020/04/08
価格
1,430円(税込)

書籍情報:openBD

【聞きたい。】福田花奈絵さん 心縛る「ルール」に気づいて

[文] 産経新聞社

 インスタグラムのフォロワーは3万8千人以上。SNSを通じて子育ての悩みに寄り添う福田花奈絵さんは、多くの母親から支持されるカウンセラーだ。今春刊行の本書では、子供にイライラしてしまう母親の心の仕組みを解き明かした。

 大学卒業後、就いた仕事は小学校教諭。子供好きの福田さんは結婚後、2児の子宝にも恵まれた。

 「教師なので子供との接し方には自信があった」という福田さん。育児書を読みあさり、その通り実践したが、子育ては思い通りにならなかった。イライラが募り、家族に攻撃的な言動をとっては落ち込み、ノイローゼにもなった。

 根本的な原因は自分の心にあるのでは。2人目の出産後、カウンセリングや保育学、コーチングを学び気づいたのは、「ちゃんとできない私はダメだ」と思ってしまう「自己否定」のクセ。本書はこうした福田さんの「気づき」や、カウンセリングで聞き取った母親たちの悩みから生まれた。

 例えば、泣いている子供にイライラする場合。福田さんはその背景を〈お母さん自身が「泣きたいときに泣けていないから」〉〈「泣く私は愛されない」という思い込みがある〉と指摘する。

 福田さんのもとに相談に来る人には、子供時代、自分の母親を喜ばせようと我慢したり、がんばったりした人が多いという。小さいころに刷り込まれた「迷惑をかけちゃダメ」「わがままを言ってはダメ」といったルールを、自分の子供が目の前で破るから、母親たちは腹が立つのだと語る。

 「でも変えるべきなのは、子供ではなく、ルールにとらわれすぎてしまっているお母さんの心の在り方。子供にイライラしたときは心を縛っているルールに気がつくチャンス。『ちゃんとできない』自分や子供を許し、受け入れられたら、人生がもっと生きやすくなりますよ」(サンマーク出版・1300円+税)

 篠原那美

   ◇

【プロフィル】福田花奈絵
 ふくだ・かなえ 昭和59年、愛知県生まれ。公立小学校教諭として10年以上勤務し、平成30年から子育てママ専門のカウンセラーに転身。オンラインを中心に活動している。

産経新聞
2020年5月31日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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