「ナポリの男たち」と武田綾乃が語る、「ゲーム実況者」のリアル

対談・鼎談

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どうぞ愛をお叫びください

『どうぞ愛をお叫びください』

著者
武田 綾乃 [著]
出版社
新潮社
ジャンル
文学/日本文学、小説・物語
ISBN
9784103533511
発売日
2020/06/29
価格
1,485円(税込)

書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます

【『どうぞ愛をお叫びください』刊行記念対談】ナポリの男たち×武田綾乃/ゲーム実況への愛をお叫びください!

[文] 新潮社

「簡単そう」と思った人が向いている!?

武田 皆さんから見て、ゲーム実況者に必要な才能ってなんだと思われますか?

蘭たん うーん、客観性じゃないでしょうか。それこそ松尾君は、自分のことを客観的に見られているから、向いてたんだろうなと思います。

shu3 僕が思うのは、自分だけの楽しみとか自分のユニークな部分を、人に伝える努力ができる人かなって。

蘭たん たしかに。それが個性になったりするよね。

hacchi shu3はそれを最初からやってたのがすごいよね。

shu3 僕は比較的後から投稿を始めたので、いろんな動画のいいところを真似しましたね。

すぎる でも、実況って簡単そうやなと思わんかった?

shu3 最初はめちゃくちゃ簡単にやってるなって思ってました(笑)。

すぎる たまに、別ジャンルのクリエイターの方とお話しすると、「実況って難しそう」とか「できる人はすごい」みたいなことを言っていただいたりするんですよ。でも、僕が思うに、最初に「難しそう」って思う人よりも、最初に「簡単そう」と思った人が向いてそうやな、と。

蘭たん 俺も、「自分でもできる」と思ってはじめたからね。

shu3 4人ともそうですよね。

すぎる そうそう。だから、そんなに特殊な才能とかじゃないんですよ、たぶん。松尾君が作中で言ってることって基本的なことだけやと思うんですけど、むしろそれが全部ってくらい。

新潮社 波
2020年7月号 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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