『薬物依存症』清原和博著

レビュー

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク

薬物依存症

『薬物依存症』

著者
清原, 和博, 1967-
出版社
文藝春秋
ISBN
9784163912288
価格
1,650円(税込)

書籍情報:openBD

『薬物依存症』清原和博著

[レビュアー] 産経新聞社

 平成28年6月、覚せい剤取締法違反罪で懲役2年6カ月、執行猶予4年の判決を受けた元プロ野球選手、清原和博氏。本書は、執行猶予明け当日の6月15日に出版された「語り下ろし本」である。

 通算525本塁打(歴代5位)のスーパースターが重度の鬱病に苦しんでいる。消えない自殺願望、再び薬物に手を出すかもしれない恐怖、深酒による警察沙汰…。一方、2人の息子と再会を果たし、「高校野球の監督をやりたい」とかすかな希望も抱く。薬物依存症患者としての苦悩と葛藤、現実は衝撃的だ。元スポーツ紙記者、鈴木忠平氏が取材・構成を担当。(文芸春秋・1500円+税)

産経新聞
2020年6月28日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク