【児童書】『やとのいえ』八尾慶次作 レビュー 産経新聞 [レビュー] (絵本) 『やとのいえ』 著者 八尾, 慶次, 1973- 出版社 偕成社 ISBN 9784034379004 価格 1,980円(税込) ネット書店で購入する 書籍情報:openBD 【児童書】『やとのいえ』八尾慶次作 [レビュアー] 産経新聞社 「やと」は漢字で「谷戸」と書き、ゆるやかな丘陵地の間の平地を指す。東京郊外の谷戸に建つ一軒の古い農家に視点を置き、明治初年から平成末までの集落の変化を描く絵本だ。 長い間、江戸時代と大差なかった農村の暮らしも、大正、昭和と時代が下るにつれ電化や自動車化が進み、高度成長期のニュータウン化で風景が一変する。建物や車、服装など、考証に基づき緻密に描き込まれた細部が楽しい。(偕成社・1800円+税) 2020年8月30日 掲載 ※この記事の内容は掲載当時のものです 産経新聞社 偕成社 やとのいえ 八尾慶次