『文学は実学である』荒川洋治著

レビュー

6
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

文学は実学である

『文学は実学である』

著者
荒川洋治 [著]
出版社
みすず書房
ジャンル
文学/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN
9784622089452
発売日
2020/10/05
価格
3,960円(税込)

書籍情報:openBD

『文学は実学である』荒川洋治著

[レビュアー] 産経新聞社

 詩人、エッセイストである著者は、名うての本の読み巧者かつ紹介者でもある。本書は、1992年から2020年の間に発表された随筆の中から86編を精選したものだ。

 表題作の「文学は実学である」はこう書き出される。《この世をふかく、ゆたかに生きたい。そんな望みをもつ人になりかわって、才覚に恵まれた人が鮮やかな文や鋭いことばを駆使して、ほんとうの現実を開示してみせる。それが文学のはたらきである》。その才覚に恵まれた著者の文章に触れると、この世界の奥深さに触れる気がする。さらには紹介される本を無性に読みたくなる。(みすず書房・3600円+税)

産経新聞
2020年10月11日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

  • このエントリーをはてなブックマークに追加