今年8月、97歳で亡くなった漫才師の内海桂子さんが、波乱の人生の中で語った言葉を収めたメッセージ本。マネジャーで24歳年下の夫、成田常也さんが文章を添えている。
「人生はすべてが肥やしになる。だから、すべてがよし」
「調子が出ないときは出ないなりに振る舞うことも大切」
いじめで自殺を考えた幼少期。9歳で奉公に出た後、漫才の道に入った内海さんは生涯現役を貫き、シングルマザーとしても奮闘した。山あり谷ありの人生から生まれた言葉は重みがあり、生きるヒントになりそうだ。(飛鳥新社・1200円+税)
-
2020年11月1日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです