『メディア論の名著30』
書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます
【気になる!】新書『メディア論の名著30』
[レビュアー] 産経新聞社
新聞やラジオ、テレビ、インターネットなどさまざまなメディアを歴史的視座で考察し、そこから社会と文明の未来も展望するメディア論。
この分野の泰斗である京都大教授が、リップマン『世論』やモッセ『大衆の国民化』、ブーアスティン『幻影(イメジ)の時代』など、大衆社会や輿論(よろん)をめぐる自身の数々の研究を導いた必読書30冊を紹介する。
単なるブックガイドではなく、著者が学究生活のどの時点で各書物に出合い、どう読んだかも詳述。ドイツ現代史研究からメディア史の開拓者に転じた碩学(せきがく)の知的自叙伝でもある。(佐藤卓己著、ちくま新書・1000円+税)