【気になる!】新書 『兜町の風雲児 中江滋樹 最後の告白』比嘉満広著

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兜町の風雲児

『兜町の風雲児』

著者
比嘉 満広 [著]
出版社
新潮社
ジャンル
社会科学/経済・財政・統計
ISBN
9784106108921
発売日
2021/01/16
価格
792円(税込)

書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます

【気になる!】新書 『兜町の風雲児 中江滋樹 最後の告白』比嘉満広著

[レビュアー] 産経新聞社

 令和2年2月、都内の木造アパート火災で男の焼死体が見つかった。中江滋樹氏だった。小学生で始めた株投資で巨額の金を動かし、バブル前、20代で東京・兜町の風雲児ともてはやされた希代の相場師。政財界、芸能界にも人脈を広げたが、株の不正売買による「投資ジャーナル事件」で逮捕され、暗転する。

 その後再起を目指すも果たせず、不本意な最期を迎えるまでの数奇な人生を、晩年交流があった著者が本人の告白をもとにまとめている。バブル前後に政界、経済界で暗躍した名前も登場し、往時がしのばれる。(新潮新書・720円+税)

産経新聞
2021年1月31日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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