卓示書店 河口湖BELL店「そこにあるのはやはり愛だと思う。」【書店員レビュー】

レビュー

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流浪の月

『流浪の月』

著者
凪良 ゆう [著]
出版社
東京創元社
ジャンル
文学/日本文学、小説・物語
ISBN
9784488028022
発売日
2019/08/29
価格
1,650円(税込)

書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます

そこにあるのはやはり愛だと思う。

[レビュアー] 卓示書店 河口湖BELL店(書店員)

こんな話をどうやって紡ぎ出すのだろう?凪良ゆうさん、インプット!
これが読んだ後の一番の感想だ。今まで読んだことのない感じ。
ただの恋愛小説ではない。歪んだ愛?ひとことでは言い表せない感情がそこにはある。
グイグイと引き込まれていく。続きが気になってならない。
父親の死後、自由奔放の母親に捨てられ、一人で生きていくことになった少女と、
親の圧力に耐え、コンプレックスの塊の青年。そこにあるのはやはり愛だと思う。
目が放せない作家さんの誕生です。

トーハン e-hon
2020年4月9日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

トーハン

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