『ぼくがアメリカ人をやめたワケ』ロジャー・パルバース著、大沢章子訳 レビュー 産経新聞 [レビュー] (エッセー・随筆) 『ぼくがアメリカ人をやめたワケ』 著者 ロジャー・パルバース [著]/大沢章子 [訳] 出版社 集英社インターナショナル ISBN 9784797673937 発売日 2020/11/26 価格 1,980円(税込) ネット書店で購入する 書籍情報:openBD 『ぼくがアメリカ人をやめたワケ』ロジャー・パルバース著、大沢章子訳 [レビュアー] 産経新聞社 「身の回りのあらゆるこまごまとしたことがらが氷解する瞬間」-。それを「至福のとき」とよぶべき「間」の一つととらえ、自らの人生を振り返りながら、歩んできた時代と世界をつづる。 祖国アメリカを去り、オーストラリアで新たな国籍を取得。東欧と日本にも暮らし、作家、演出家、教授という国際文化人となった。「文化の移民」だからこそ出会えた見聞に満ちている。 異邦に安住を見いだす。人種の壁の中で活躍した米国の日系人俳優、マコ岩松ら映画人の逸話には、自らにも必要だった共感の力が色濃くにじむ。(集英社インターナショナル・1800円+税) 2021年2月7日 掲載 ※この記事の内容は掲載当時のものです 産経新聞社 集英社インターナショナル 大沢章子 ぼくがアメリカ人をやめたワケ ロジャー・パルバース