握手会でのアイドルとファンのやりとりを描く「なんて素敵(すてき)な握手会」(乾くるみ)▽妻の口癖から時代の移り変わりに思いをはせる「忘却とは」(辻真先)▽ある騒動の渦中にいる売れっ子作家に中学時代の同級生から電話が入る「親友交歓」(法月綸太郎)▽幽霊が出るという屋敷を訪れた男が真相に迫る「阿蘭陀幽霊」(柳広司)…。
名だたるミステリーの名手30人が集結し、それぞれ「2000字」で仕掛けたどんでん返しの魅力を披露する。1話わずか4分の物語も、衝撃、感動、恐怖を堪能できる。(小学館文庫編集部編、小学館文庫・500円+税)
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2021年2月28日 掲載
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