『人生、降りた方がいいことがいっぱいある』
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『人生、降りた方がいいことがいっぱいある』清水克彦著
[レビュアー] 産経新聞社
現在のコロナ禍、また収束後の社会にも明るい希望が持てず、さまざまな葛藤の日々を送っている人は多いだろう。だが、そんな今こそ、これまでの価値観から自由になる絶好の機会と著者はいう。
著者が提唱するのが「降りるという生き方」だ。会社の出世など「競争社会」をはじめ、「お金やモノへの執着」「常識的な生き方」「いい人」「無駄な人づき合い」から降り、人生後半を無理せず豊かに過ごすための心構え、ノウハウ、実例などを紹介する。
自らも50代で役職から「降り」て幅広い働き方を実践しているという著者の言葉が背中を押してくれる。(青春出版社・1540円)