「スポーツの力」が社会に大きな影響を与える時代には、アスリートがセカンドキャリアを社会に還元することも期待される。その実例を、西武ライオンズで活躍した元プロ野球選手が一冊にまとめた。
現役引退は31歳のとき。悩んだ末に球団職員の道を選ぶ。ファンサービスからメディア戦略、試合映像の制作と配信、他球団との連携-。不慣れな世界で、着実にファン層を広げた。「セカンドキャリアを充実させ、スポーツ界に貢献したい」。コロナ禍で苦しむ野球界の活性化に役立つアイデアも見つかるはずだ。(高木大成著、ワニブックスPLUS新書・913円)
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2021年5月16日 掲載
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