＜東北の本棚＞状況に合うフレーズを

「なぜ夫は気が利かない？」「なんで話を聞いてくれないの？」－。夫にイライラしたことのある妻は、この世にごまんといる。自身も夫との関係に悩んだという異性間コミュニケーション協会代表理事の著者が、脳科学、心理学などの観点から、妻から夫への言葉の掛け方を解説した。夫婦円満の一助になる。
　癖を直してもらいたいときや反省を促したいときなど、具体的な状況に合わせた２００のフレーズを紹介。「言われなくても（家事を）やって」ではなく「私より掃除が上手だし、きれい好きなところが長所だと思う」と言う。家事が上手だと伝えて、やる気を出させるのがポイントだ。
　仕事の愚痴を聞いてもらいたいときは「仕事の話を１０分聞いて」と、時間を区切る。著者は「男性は、根気よく愚痴を聞くのが得意ではない。必要ないアドバイスや分析をしがちだから気を付けて」と指摘する。
　夫のプライドを傷付けるのはＮＧだ。「ばかじゃないの」と駄目出しせずに「いつも面白いね」と言う。「男性に言いたい『ばか』は『面白い』『かわいい』の意味だと考えよう」とアドバイスする。
　著者は塩釜市在住。婚活イベントなどを手掛けるアートセレモニー（仙台市）の社長を務める。（郁）
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• 夫を変える! 魔法の言い方
• 佐藤律子

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