[読売新聞記者が選ぶ]『食と農業 未来への選択』『時代の江戸前鮨がわかる本』

レビュー

1
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

食と農業 未来への選択

『食と農業 未来への選択』

著者
松田 純一 [著]
出版社
安曇出版
ジャンル
産業/産業総記
ISBN
9784802132411
発売日
2021/03/22
価格
1,540円(税込)

書籍情報:openBD

新時代の江戸前鮨がわかる本 訪れるべき本当の名店

『新時代の江戸前鮨がわかる本 訪れるべき本当の名店』

著者
早川光 [著]
出版社
ぴあ
ジャンル
文学/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN
9784835639987
発売日
2021/03/31
価格
1,650円(税込)

書籍情報:openBD

[記者が選ぶ]『食と農業 未来への選択』『時代の江戸前鮨がわかる本』

[レビュアー] 読売新聞

食と農業 未来への選択 松田純一著

 「農は国の基(もとい)」と言われて久しい。だが、足元では農業従事者の減少や高齢化など国内農業を取り巻く環境は厳しさを増す。コロナ禍も加わり、国家戦略としての食と農業の持続可能性が問われている。

 こうした状況を踏まえ、本書は国内農業が長年培ってきた高度な技術力と豊かな食文化に着目し、各地の先駆的な事例を紹介しながら付加価値の高い農業の実践を提唱する。

 著者は農家出身でビジネス法務を専門にする弁護士兼弁理士。企業経営の発想や先端技術の導入で農業の成長戦略を描く。SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向け、農業が果たす役割の大きさも力説している。(安曇出版、1540円)(徹)

 

新時代の江戸前鮨がわかる本 早川光著

 何となく鮨(すし)屋が変わってきたような……。そんな漠とした思いに明確に答えてくれるのが早川光さんだ。『ごほうびおひとり鮨』などのマンガ原作者で、鮨に関する著書も多い。

 新著には、ここ10年で江戸前鮨がどう変わり、それがなぜなのか、実にわかりやすく、面白く書かれている。「おまかせ」の注文が普通になり、おつまみの比重が大きくなって、昼営業をする店が減った。それは日本酒が旨(うま)くなったから、など。「赤酢」のシャリが増えた理由や鮨だねの変化も、なるほどと納得した。読んでいると当然、鮨屋に行きたくなるが、お薦めのお店も紹介されている。至れり尽くせりだ。(ぴあ、1650円)(梶)

読売新聞
2021年5月23日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

読売新聞

  • このエントリーをはてなブックマークに追加