【気になる!】文庫『大奥づとめ よろずおつとめ申し候』

レビュー

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大奥づとめ

『大奥づとめ』

著者
永井 紗耶子 [著]
出版社
新潮社
ジャンル
文学/日本文学、小説・物語
ISBN
9784101028811
発売日
2021/04/26
価格
693円(税込)

書籍情報:openBD

【気になる!】文庫『大奥づとめ よろずおつとめ申し候』

[レビュアー] 産経新聞社

 大奥といえば、江戸城にあった愛憎渦巻く女の園。あまたの女人がただ一人の将軍の寵愛(ちょうあい)をめぐって争いを繰り広げる-。かと思いきや、本作は11代将軍・徳川家斉の大奥を舞台にした、お仕事小説である。

 家斉は50人以上の子供をもうけ、大奥の最盛期ともいわれるが、登場人物は文書係や衣装係などの働く女性たちだ。

 短編6話を収録。各話のヒロインは身分も職種も多様で、出世競争もあれば“寿退社”もある。現代の会社勤めになぞらえて読むと、ヒロインたちの悩みや楽しみが身近に感じられて興味深い。(永井紗耶子著、新潮文庫・693円)

産経新聞
2021年5月30日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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