【気になる！】文庫『クイーンズ・ギャンビット』

インターネット動画配信サービス「Ｎｅｔｆｌｉｘ（ネットフリックス）」で大ヒットした同名ドラマの原作。１９８３年に米国で発行され、３８年後に待望の邦訳版が出た。

８歳で母親を事故で失ったベスは引き取られた孤児院で、チェスに出合って才能を開花させる。やがて、ある女性に引き取られたベスは米国各地で開かれる大会に出場。男性が優位のチェスの世界で結果を出し、ソ連の最強プレーヤーに挑む。孤独や薬物、アルコール依存に苦しみながらも、チェスで人生を切り開くベスの姿に感動させられる。（ウォルター・テヴィス著、小澤身和子訳、新潮文庫・９９０円）

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