【児童書】『ぼくの師匠はスーパーロボット』南田幹太作、三木謙次絵

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【児童書】『ぼくの師匠はスーパーロボット』南田幹太作、三木謙次絵

[レビュアー] 産経新聞社

作者で58歳の南田幹太(なんだ・かんた)は本書がデビュー作。ロボットが活躍する児童書は珍しくないが、本書に登場するのは異色の「おじいちゃんタイプ」。見た目は昭和の時代にさかのぼったような和服姿のお年寄りだ。

クラスでロボットを持っていないのは主人公の少年だけ。どうしても欲しくて大特売のおじいちゃんを買ってもらったら、何だかエラそう。毎朝5時半に起こされ、木刀で素振りをするはめに。返品しようと思ったが、その〝人柄〟にひかれはじめ…。生活習慣の大切さを描くSFコメディー。(佼成出版社・1430円)

産経新聞
2021年7月11日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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