【児童書】『てがみがきたな きしししし』網代幸介著

レビュー

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク

てがみがきたな きしししし

『てがみがきたな きしししし』

著者
網代幸介 [著]
出版社
ミシマ社
ジャンル
文学/日本文学、小説・物語
ISBN
9784909394538
発売日
2021/06/22
価格
1,980円(税込)

書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます

【児童書】『てがみがきたな きしししし』網代幸介著

[レビュアー] 産経新聞社

謎の古い洋館に手紙を届けにきたゆうびんやさん。真っ暗な廊下を進んでいくと、たくさんの怪しげな影が「きしししし」と声を響かせる。

水没した大ホールでおぼれそうになったり、広い館内で迷ったりしながら、ついに手紙を届けると、喜んだおばけたちの宴(うたげ)が始まり…。

暗くて怖いがどこかユーモラスで美しくもある洋館を、幻想的なタッチに定評ある画家が描く。一枚一枚が濃密で、画集のような味わいのある不思議な絵本。(ミシマ社・1980円)

産経新聞
2021年7月18日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク