英語が話せるようになる「ひとりごと」活用術

レビュー

1
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

英語が話せる人はやっている 魔法のイングリッシュルーティン

『英語が話せる人はやっている 魔法のイングリッシュルーティン』

著者
Miracle Vell Magic [著]
出版社
KADOKAWA
ジャンル
語学/英米語
ISBN
9784046050045
発売日
2021/07/16
価格
1,650円(税込)

書籍情報:openBD

英語が話せるようになる「ひとりごと」活用術

[レビュアー] 印南敦史(作家、書評家)

英語を話せるようになりたいのに、勉強がうまくいかなくて、あるいは勉強が足りなくて、どうにもうまくいかないーー。

そんな方に対し、『英語が話せる人はやっている 魔法のイングリッシュルーティン』(ミラクル・ベル・マジック 著、KADOKAWA)の著者はこう主張しています。

英語を話せないのは、勉強が足りないからではありません。 「勉強をしないと英語が話せない」と思っているからです。(「はじめに」より)

また、「英語が話せない」と思っている人の多くは、インプットにくらべてアウトプットの量が圧倒的に足りていないのだとか。

日本ではとくにそんな傾向が強いそうですが、アウトプット、つまり“英語をしゃべる量”を増やすためにもっとも効果的なのは「ひとりごと」なのだといいます。

多くの日本人が、英語を人前で話すことを恥ずかしいと感じるのは、そこに相手がいるから。でも、ひとりごとであれば、誰にもみられていないので恥ずかしさは皆無。したがって、英語を話すハードルがぐっとさがるというわけです。

なお著者は、自身の英語学習法を紹介した動画が好評の、チャンネル登録者数20万を誇るというユーチューバーです。

わたしは、単語帳や文法書を使ったインプットよりも、ひとりごとを通してアウトプットすることを主体に英語を学んできました。

その結果、たった1年で、ネイティブに通じる自然な英語を話せるようになりました。(「はじめに」より)

そんな実績があるからこそ、ひとりごとの効力を強調できるのかもしれません。

でも実際のところ、どのようにひとりごとを活用すればいいのでしょうか? 基本的な考え方と方法を確認してみたいと思います。

話さないと話せない

著者いわく、日常英会話で強みになるのは、「いま、自分が考えたり感じたりすることを英語にできる力」。目的はしゃべることなので、文法的に正しい英語である必要はないのだそうです。

どれだけ教科書を暗記したとしても、英語でしゃべったことがないと、実際の会話で思うように口は動かないものです。そのため、英語を話すためにはとにかく英語をしゃべり、口を動かすことを優先すべきだというシンプルな発想。

そのために、今から「めちゃくちゃタイム」と決めて、何でもいいので英語でひとりごとをしゃべってみましょう。

めちゃくちゃタイムはその名の通り、あえて文法や発音を意識せず、自由気ままに英語を口に出す時間です。

(14ページより)

「そんな単純なことに効果があるの?」と思われても無理はないかもしれませんが、それでも著者は「騙されたと思ってやってみて!」と強く勧めています。

「誰でもできる! 英語でひとりごとの3 Step」を実践してみれば、楽しく、すぐに効果を実感できるというのです。(14ページより)

Step 1:知っている英単語をどんどん口に出す

まず最初にすべきは、自分が知っている英単語を、頭に浮かんだ順番に口に出してみること。

たとえば「コンビニで売っているもの」といえば、“umbrella(傘)”“popcorn(ポップコーン)”“rice ball(おにぎり)”“milk(牛乳)”など、いろいろなものを思いつくことができるはず。それらを口に出してみればいいということです。

なお、発音が合っているかは気にしなくてもいいそう。恥ずかしがらず、ネイティブになったつもりで「英語っぽさ」を意識して発音することがポイントだといいます。

ちなみに本書には音声データをダウンロードできる専用サイトが用意されているので、そちらを活用しながら発音を試してみるべきかもしれません。(15ページより)

Step 2:目についたものを英語でどんどん口に出す

次に勧められているのは、部屋のなかにあるものや、街中で目についた看板などの英語を、手当たり次第にどんどん口に出してみること。「英語ハンター」になったつもりで意識して見回してみれば、英語は身近にたくさん見つかるはず。

たとえば部屋のなかを見渡せば、“notebook(ノート)”“body cream(ボディクリーム)”“toothpaste(歯磨き粉)”などが、街中に出てみれば“coffee shop(コーヒーショップ)”“subway(地下鉄)”“emergency exit(非常口)”など、あらゆるものが目につくことでしょう。(17ページより)

Step 3:頭に浮かんだ英語フレーズをどんどん口に出す

続いてするべきは、思い出せる英語フレーズを浮かんだ順にしゃべってみること。中学生時代に習った「あの有名なフレーズ」から、Thank you.のように日本語と一緒に使っているフレーズまで、なんでもいいので口に出してみるわけです。たとえば、次のようなフレーズです。

This is a pen. (これはペンです)

Thank you very much. (どうもありがとう)

I like you. (あなたが好き)

My name is ○○. (わたしの名前は○○です)

How are you? (元気?)

May I help you? (いらっしゃいませ)

You’re welcome. (どういたしまして)

What is this? (これ何?)

Chicken or beef? (チキンとビーフどちらにしますか?)

(18ページより)

簡単すぎるものばかりですが、“あえてそれを口に出すこと”に意味があるということのようです。いいかえれば、英語の第一歩は教科書や参考書がなくても簡単に踏み出せるものだということ。(18ページより)

このように、著者が提唱するメソッドはとても簡単。イラストも豊富に盛り込まれた本書を参考にしながら、試してみる価値はありそうです。

Source: KADOKAWA

メディアジーン lifehacker
2021年8月26日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

メディアジーン

  • このエントリーをはてなブックマークに追加