【気になる!】新書『明治の説得王・末松謙澄 言葉で日露戦争を勝利に導いた男』

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明治の説得王・末松謙澄 言葉で日露戦争を勝利に導いた男

『明治の説得王・末松謙澄 言葉で日露戦争を勝利に導いた男』

著者
山口 謠司 [著]
出版社
集英社インターナショナル
ジャンル
文学/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN
9784797680768
発売日
2021/06/07
価格
968円(税込)

書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます

【気になる!】新書『明治の説得王・末松謙澄 言葉で日露戦争を勝利に導いた男』

[レビュアー] 産経新聞社

明治維新後、ジャーナリストを経て官吏、政治家、文化人となった末松謙澄。西南戦争での西郷隆盛への降伏勧告状作成、大日本帝国憲法起草、明治維新史「防長回天史」編纂(へんさん)や、日露戦争をめぐっては天賦の説得術で欧州世論を導くなど、「文章で日本を創り、日本を守った男」と著者。

その足跡をたどり、「つねに冷静、客観的に事象を分析し、的確な言葉で伝えていく」手法、「国に対する思い」などに迫る。おおらかで天真爛漫(らんまん)、人を引きつけたという性格。会ってみたかったと思わせる。(山口謠司著、インターナショナル新書・968円)

産経新聞
2021年9月12日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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