【児童書】『やまがみさまのきょだいべんとう』大串ゆうじ著

レビュー

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク

やまがみさまのきょだいべんとう

『やまがみさまのきょだいべんとう』

著者
大串ゆうじ [著]
出版社
偕成社
ジャンル
文学/日本文学、小説・物語
ISBN
9784033501505
発売日
2021/08/30
価格
1,320円(税込)

書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます

【児童書】『やまがみさまのきょだいべんとう』大串ゆうじ著

[レビュアー] 産経新聞社

「やまがみさま」は鉄塔よりも大きい、かみさま。山の向こうから20年に一度やって来る「やまがみさま」のために、僕の村はお祭りの準備と、巨大なお弁当作りで忙しい。大粒のお米を子供たちがひとつずつ運び、お肉を持ち上げるのには14人もの力が必要だ。桜が満開となったある日、お弁当が出来上がると、大きな足音が聞こえてきて…。

結末はコミカルで温かい。食べ物やお祭りに集う人たちの様子が細かく描き込まれ、読み返すたびに発見がある。(偕成社・1320円)

産経新聞
2021年10月24日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク