日本人が動物と歩んだ歴史をたどる全5巻シリーズの第1巻。マンモスを狩っていた旧石器時代から、稲作が広がった弥生時代までを分かりやすい文章とイラストで紹介している。
人間と動物という視点で描かれており、時代でその関係が変化していくのが興味深い。例えば、縄文時代では狩りのパートナーだったイヌが弥生時代では食料になる。イヌはペットという考えが当たり前の現代人には驚くほかない。見方を変えることによる歴史の面白さが満載の一冊。(少年写真新聞社・2750円)

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2021年11月14日 掲載
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