【気になる!】新書『日独伊三国同盟 「根拠なき確信」と「無責任」の果てに』 レビュー 産経新聞 [レビュー] (世界史) 『日独伊三国同盟 「根拠なき確信」と「無責任」の果てに』 著者 大木 毅 [著] 出版社 KADOKAWA ジャンル 歴史・地理/日本歴史 ISBN 9784040823836 発売日 2021/11/10 価格 990円(税込) ネット書店で購入する 書籍情報:JPO出版情報登録センター ※書籍情報の無断転載を禁じます 【気になる!】新書『日独伊三国同盟 「根拠なき確信」と「無責任」の果てに』 [レビュアー] 産経新聞社 英米の対日不信を決定的なものにし、大日本帝国の重大な曲がり角となった昭和15年の日独伊三国同盟。だが、もともと対中政策などで日独の利害は対立しており、同盟は必然性のある選択というわけではなかった。同盟成立の舞台裏で動いた日独の群像を描く。 特に際立つのは〝駐独ドイツ大使〟とやゆされるほど極端な親独派の軍人外交官、大島浩。対象国に入れ込んで客観性を失う外国専門家の病や、日本が滅びることなどあるまいとたかをくくり無責任な決断を下す官僚たちの気質など、現代に通じる教訓は多い。(大木毅著、角川新書・990円) 2021年12月6日 掲載 ※この記事の内容は掲載当時のものです KADOKAWA 大木毅 日独伊三国同盟 「根拠なき確信」と「無責任」の果てに