【気になる!】文庫『日本酒の世界』

レビュー

4
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

日本酒の世界

『日本酒の世界』

著者
小泉 武夫 [著]
出版社
講談社
ジャンル
歴史・地理/日本歴史
ISBN
9784065263150
発売日
2021/11/11
価格
1,100円(税込)

書籍情報:openBD

【気になる!】文庫『日本酒の世界』

[レビュアー] 産経新聞社

「日本の米の酒はこの国に住む人々の手によって造りあげられた『民族の酒』である」。そう力強く述べる著者は、造り酒屋に生まれた発酵学の第一人者。数千年にわたる技術的発展から、飲まれる機会や商業流通の変化、醸造設備や酒器まで、日本酒に関わる話題を網羅的に盛り込む。

特に日本酒の起源について、他のアジアの麹酒とは異なる麹カビを使う点から、日本列島で独自に生まれ発展した酒と推測しているのは興味深い。

平成4年の原著刊行時と比べ、今の日本酒の酒質は大幅に改良されたという。晩酌が楽しくなる一冊。(小泉武夫著、講談社学術文庫・1100円)

産経新聞
2021年12月26日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

  • このエントリーをはてなブックマークに追加